つらい不眠の症状で医療機関を受診する際、医師に自分の睡眠の状態や悩みを的確に伝えることは、正確な診断と適切な治療を受けるために非常に重要です。しかし、いざ診察室に入ると緊張してしまったり、何を伝えれば良いのか分からなくなってしまったりすることもあるでしょう。事前に伝えるべきポイントを整理し、準備をしておくことで、スムーズなコミュニケーションに繋がります。まず、最も重要なのは「いつから、どのような睡眠の問題があるのか」です。不眠の症状が始まった時期、具体的にどのような問題か(寝つきが悪い入眠障害か、夜中に目が覚める中途覚醒か、朝早く目が覚める早朝覚醒か、ぐっすり眠った感じがしない熟眠障害か、あるいはこれらの組み合わせか)、睡眠時間や就寝・起床時間(平日と休日で異なる場合はそれぞれ)、寝床に入ってから実際に眠りにつくまでの時間、夜中に目が覚める回数や時間、朝起きた時の気分(スッキリしているか、だるいかなど)をできるだけ具体的に伝えましょう。「睡眠日誌(睡眠ダイアリー)」をつけている場合は、それを持参すると非常に役立ちます。次に、「日中の状態」についても伝えましょう。日中の眠気の程度(例えば、会議中や運転中に眠気を感じるかなど)、集中力や意欲の低下、イライラ感、気分の落ち込み、倦怠感、頭痛、肩こりといった、不眠が原因で日常生活にどのような支JRが出ているかを説明します。また、「睡眠に関する生活習慣」も重要な情報です。寝る前のカフェイン摂取(コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなど)、飲酒、喫煙の習慣、寝る前のスマートフォンやパソコンの使用状況、寝室の環境(明るさ、騒音、温度、湿度など)、日中の運動習慣、昼寝の習慣などを伝えましょう。そして、「現在のストレス状況」や「精神状態」についても、話せる範囲で伝えられると良いでしょう。仕事や家庭、人間関係などで何か大きなストレスを抱えていないか、最近気分が落ち込んだり、不安になったりすることがないかなどを伝えます。過去の病歴や現在治療中の病気、服用している薬(市販薬やサプリメント、漢方薬も含む)、アレルギーの有無、家族歴(家族に不眠症や精神疾患の人がいるかなど)も、医師にとっては重要な情報です。これらの情報をメモにまとめておくと、診察時に落ち着いて、かつ漏れなく伝えることができます。
不眠で病院へ!受診時の伝え方と準備