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2025年9月
  • 高齢者の足のむくみセルフケアと注意点

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    高齢になると、足のむくみに悩まされる方が増えますが、日常生活でのちょっとしたセルフケアや注意点を守ることで、症状を和らげたり、悪化を防いだりすることが期待できます。ただし、これらのセルフケアは、あくまで医師の診断と治療のもとで行うことが前提であり、自己判断で重篤な病気を見逃さないように注意が必要です。まず、長時間の同じ姿勢を避けることが大切です。座りっぱなしや立ちっぱなしは、足の血行を悪くし、むくみを助長します。一時間に一度は立ち上がって軽く足踏みをしたり、足首を回したり、あるいは椅子に座ったままでも、かかとを上げ下げしたり、つま先を上げ下げしたりする運動を心がけましょう。寝る時や、テレビを見ている時など、横になれる時は、足を心臓より少し高くして休むと、足に溜まった水分が心臓に戻りやすくなり、むくみの軽減に繋がります。クッションや枕などを足元に置くと良いでしょう。適度な運動も重要です。ウォーキングや水中運動、ストレッチなど、無理のない範囲で続けられる運動を取り入れましょう。特に、ふくらはぎの筋肉を動かすことは、血液やリンパ液を心臓に戻すポンプ作用を高めるのに役立ちます。食事にも気を配りましょう。塩分の摂りすぎは、体内に水分を溜め込みやすく、むくみの大きな原因となります。薄味を心がけ、加工食品や外食は控えめにしましょう。カリウムを多く含む野菜や果物(バナナ、アボカド、ほうれん草、海藻類など)は、余分な塩分の排出を助けてくれます。ただし、腎臓病などでカリウム制限がある場合は、医師の指示に従ってください。体を冷やさないことも大切です。体が冷えると血行が悪くなり、むくみやすくなります。夏場でも冷房の効きすぎに注意し、靴下やひざ掛けなどで足元を温めましょう。入浴も、シャワーだけでなく湯船に浸かることで、体が温まり、血行が促進されます。弾性ストッキングや着圧ソックスの着用も、医師の指導のもとであれば有効な場合があります。ただし、締め付けが強すぎると逆効果になることもあるため、自分に合ったサイズのものを選び、正しく着用することが大切です。これらのセルフケアを試みても、むくみが改善しない、あるいは悪化する、他の症状(息切れ、体重増加、痛みなど)が現れたといった場合は、必ず医療機関を受診し、医師に相談してください。